上原多香子の名誉毀損、文芸春秋に賠償命令

[ 2013年7月24日 17:28 ]

 週刊文春の記事で暴力団関係者と交際しているかのように書かれ、名誉を傷つけられたとして、「SPEED」のメンバー上原多香子が発行元の文芸春秋側に計3千万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁は24日、110万円の支払いを命じた。

 問題となったのは、2011年9月15日号の「暴力団排除条例に狙われる『黒い芸能人』」とする記事の見出しと中づり広告。上原さんが、暴力団関係者が訪れる東京・西麻布の飲食店に出入りしている、という内容だった。

 畠山稔裁判長は「上原さんはテレビ番組でこの飲食店を紹介した際に一度訪れただけで、暴力団と関わりがあるとはいえない」と指摘。見出しの内容は上原の社会的評価を低下させた、と判断した。

 文芸春秋社長室は「控訴も含め、対応を検討したい」とコメントした。

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2013年7月24日のニュース