自殺?韓流ドラマ監督のキム・ジョンハク氏死去

[ 2013年7月24日 00:30 ]

 韓流ドラマが海外に紹介される以前から話題作を次々と制作し、日本でも人気を呼んだ「太王四神記」などを手掛けたドラマ監督、キム・ジョンハク氏が23日、ソウル郊外の宿泊施設で死亡しているのが見つかった。61歳だった。自殺とみられ、家族にわびる内容の遺書が見つかった。韓国メディアが報じた。

 1951年11月、忠清北道堤川生まれ。テレビ局の演出家を振り出しにドラマ制作に携わり、植民地時代から朝鮮戦争までを背景にして91年から放映された「黎明の瞳」が大ヒット。民主化運動をテーマにした95年の「砂時計」は韓国で「放送時間には通りから人が減る」と言われるほど人気を博した。

 「太王四神記」はペ・ヨンジュンが出演し日本でも放映。他に自身が設立したプロダクションでは「美しき日々」などの人気作を送り出した。23日夜、ペら多くの芸能関係者が、遺体が安置されたソウル市内の病院を弔問した。

 キム氏は最新作「シンイ 信義」の制作をめぐり、俳優に出演料が支払われなかったとして背任容疑などで告訴されていた。検察が逮捕状を請求し、23日には裁判所が令状の発付の是非を判断するため、キム氏を審問する予定だった。(共同)

続きを表示

2013年7月24日のニュース