勘三郎さんが橋渡し 山田洋次監督が小津作品演出

[ 2013年6月26日 07:58 ]

7月南座公演「東京物語」会見(左から)波乃久里子、水谷八重子、山田洋次監督

 京都南座の7月新派公演「東京物語」(13日初日)を演出する山田洋次監督(81)が25日、京都市内で会見した。

 山田監督の松竹での大先輩にあたる小津安二郎監督の代表作を舞台化するもので「若いときは反発していたけれど、年をとるにつれてその偉大さが分かった。心を込めて舞台化にあたりたい」と抱負。山田監督の新派演出は「麦秋」以来2度目。主演の波乃久里子(67)が「弟の勘三郎が生前、監督とご一緒して“姉貴も頼みなよ”と言ってくれたのがきっかけ」と中村勘三郎さんが橋渡ししたことを明かした。

 この日は同座で映画「東京物語」デジタルリマスター版の上映会もあり、山田監督らがトークショーに出演した。

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2013年6月26日のニュース