福山雅治主演「そして父になる」 カンヌで審査員賞 日本作品26年ぶり

[ 2013年5月27日 02:58 ]

カンヌ国際映画祭で審査員賞を獲得した「そして父になる」の是枝裕和監督

 第66回カンヌ国際映画祭最終日は26日(日本時間27日)、授賞式が行われ、福山雅治(44)主演の「そして父になる」(是枝裕和監督)が審査員賞を受賞した。

 コンペティション部門は、20作品が出品されていた。日本の作品で同賞の受賞は87年(昭62)に、今年4月に亡くなった三国連太郎さん監督の「親鸞 白い道」以来26年ぶり。 

 「そして父になる」は6年間育てた子供が、出産時に病院内で取り違えられていたことが分かり、苦悩する2組の家族を描いたヒューマンドラマ。

 事前のブックメーカーの予想オッズで20作品中トップタイに立つなど、注目されていた。授賞式前日の25日には、映画祭とは別にキリスト教関連の団体が顕彰する「エキュメニカル賞」の特別表彰を受けていた。

 カンヌで最高賞となるパルムドールには、フランス映画の「ブルー・イズ・ザ・ウォーメスト・カラー」が受賞した。

 オフィス北野が製作した日中合作の「ア・タッチ・オブ・シン」は脚本賞。脚本も書いたジャ・ジャンクー監督が受賞した。

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2013年5月27日のニュース