福山雅治 授賞式前に是枝監督にメール「あの瞬間を汚されないためにも…」

[ 2013年5月27日 08:19 ]

26日、第66回カンヌ国際映画祭授賞式後の記者会見で賞状を広げて見せる是枝裕和監督

 第66回カンヌ国際映画祭授賞式が26日(日本時間27日)に行われ、是枝裕和監督の「そして父になる」が審査員賞を受賞した。審査員賞は最高賞「パルムドール」や審査員特別大賞などに次ぐ賞の一つ。

 授賞式では「(主演の)福山さんはじめ、キャストやスタッフと一緒にこの賞を喜びたい」とコメントした是枝監督。式後に受賞理由について聞かれると「よくわからないんですよね」。「とても良い賞で、なおかつ、まだ上がある。まだまだ頑張る余地を残していると自分に言い聞かせ、また新作を持ってここに来られたらいいなと思う」と語った。

 授賞式の前には主演の福山雅治(44)からメールをもらったという。福山は公式上映での約10分間のスタンディングオベーションを振り返り、「これで受賞ができないと、残念な結果に終わったと書かれる。僕たちが経験したあの素晴らしい瞬間を汚されないためにも、(賞を)何か取れるといいですね」とつづっていたそうで、是枝監督は「福山さんらしいエール」と笑顔で明かした。

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