東尾理子　石田純一とＭＶ初共演　夫の演技指導で涙ポロリ

（左から）石田純一、クリス・ハート、東尾理子

　俳優の石田純一（５９）、プロゴルファーの東尾理子（３７）夫妻が、ミュージックビデオで初共演する。５月１日に発売される黒人シンガー、クリス・ハート（２８）のデビュー曲「ｈｏｍｅ」のビデオ。東尾にとっては“演技デビュー作”で、涙を流すシーンにも挑戦した。

　「ｈｏｍｅ」は３曲入りのシングル。全てカバー曲のバラードで、木山裕策の「ｈｏｍｅ」、小田和正の「たしかなこと」、ＪＵＬＥＰＳの「旅立つ日」を収録。これに合わせ、ビデオも３部作・１４分間の映像となった。「家族愛」「夫婦愛」「死別」をテーマに、夫婦と息子の３人家族の日常生活を描いている。

　夫婦に石田、東尾夫妻、息子役には８歳の少年が出演。昨年１１月に誕生した２人の長男・理汰郎くんとの将来の生活を想起させる内容だ。

　東尾の演技の一番の見どころは、死別した夫を思い、自宅の食卓でホロリと涙を見せる場面。息子役の少年を見て、「理汰郎がこれぐらい大きくなったときに、純一さんは生きててくれるだろうか」と思い、自然と涙したという。東尾は「主人が居なかったらこの仕事は受けなかったかも」と話しており、自ら演技指導した夫の存在が心のよりどころとなった様子。石田は「家族構成が似てたので、自然と感情移入できましたね」と話している。

　クリスは昨年３月に放送された、世界一日本の歌がうまい外国人を決める音楽番組「のどじまん　ザ！ワールド」（日本テレビ）で優勝し、今作でデビューする。出来上がったビデオを見て、「僕も石田さん夫妻のように、自然で恋人同士のような夫婦になりたいと思いました。家族の温かさや悲しさが映像から伝わってきて感動しました」と話している。