“五代目”歌舞伎座の内部公開!最新の舞台装置を導入

[ 2013年3月24日 12:22 ]

内覧会で公開された歌舞伎座の真新しいひのきの舞台

 4月2日からこけら落とし公演が始まる歌舞伎座(東京都中央区)で24日、報道関係者向けの内覧会が開かれ、真新しいひのきの舞台やロビーが公開された。

 舞台の幅や花道の長さなどは旧歌舞伎座と同じだが、最新の音響、舞台装置を導入。せり(昇降装置)はこれまでより大きな1基を加えて計4基になり、多様な演出に対応できるようになった。

 客席は、椅子の横幅と前列との間隔を広げたため、1~4階まで計約1900席と微減。せりふや内容を解説する「字幕ガイド」も座席に設置できる。各フロアに勾配をつけ、4階の幕見席からも花道が一部見えるようにした。エレベーターやスロープを設置するなどバリアフリー化されている。

 歌舞伎座は1889年の開場以来、火災や戦災に遭うたびに改修・再建され、新しい劇場が“五代目”。戦後の歌舞伎興行の中心だった旧劇場は老朽化のため、2010年に閉場した。

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