海老蔵＆麻央夫妻に長男誕生　目鼻立ち団十郎さんにそっくり

自宅前に集まった報道陣の質問に笑顔で答える市川海老蔵
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　歌舞伎俳優市川海老蔵（３５）が２３日、長男誕生を発表した。妻でフリーキャスターの小林麻央（３０）が２２日午後１０時４５分、都内の病院で第２子となる２９８２グラムの男児を出産した。成田屋にとっては待望の跡取りになる男児。父・市川団十郎さん（享年６６）は２月３日に亡くなっており、都内の自宅前で取材に応じた海老蔵は「目鼻立ちが父に似ていて感慨深い」と話した。

　海老蔵は舞台を終えた午後９時半すぎに取材に応じた。何度も笑みをこぼしながら、長男について「父に似ています。目鼻立ちが似ていてビックリしました」と明かし、５秒ぐらい間を置いて「感慨深いですね」と続けた。

　長男は将来、市川海老蔵、市川団十郎の大名跡を継ぐことになる。団十郎さんも生前、海老蔵夫婦の第２子が男の子だと分かってから、周囲に「一緒に舞台に立つのが夢」と共演を楽しみにしていた。

　父の無念の思いをかみしめるとともに、成田屋を支える責任感も押し寄せているようで「（長男が生まれて）うれしかったですけど、彼が役者の道を選択した時の準備もしなければならない。責任感がガッと来た。もろ手を挙げてうれしいけれど、いささか冷静に受け止めなければいけない」と心境を語った。

　長男の名前は、２月２７日の団十郎さんの本葬で「随分前に決まっていて、父もそれを知っていた」としていたが、この日は「だいたいは決まっていますが、後日発表します」とした。

　舞台は、２４日に千秋楽を迎える。２７日には、歌舞伎座の再開場（４月２日）を控えて、歌舞伎俳優が銀座を練り歩くイベントに参加。多忙なスケジュールが続く中、妻と長男の帰宅準備を進める。