劇団EXILEからブレークの予感 青柳翔 目指すは世界のミフネ

[ 2013年1月5日 10:09 ]

島根・出雲大社で映画「渾身―KON SHIN」のヒット祈願に臨んだ、(左から)劇団EXILEの青柳翔、伊藤歩、錦織良成監督

 「劇団EXILE」の青柳翔(27)と、女優の伊藤歩(32)が4日、島根県出雲市の出雲大社でW主演映画「渾身―KON SHIN」(12日公開、監督錦織良成)のヒット祈願に臨んだ。雪が舞う気温1度の寒さの中、自身初のお祓(はら)いを受けた青柳は「宝物のような作品。正式参拝ができてうれしい」と白い息を漏らした。

 同県の隠岐諸島に伝わる「隠岐古典相撲」を題材に、家族愛や地域の絆を描いた作品。青柳は相撲に打ち込む島の若者を演じた。昨秋にカナダで開かれた「モントリオール世界映画祭」で上映されると、青柳の演技は「黒澤映画の三船敏郎のよう」と高く評価された。

 09年に「劇団EXILE」入り。今年は主演2作を含む映画3作が公開予定で、ブレークが期待される。あまり笑わない武骨な印象は「世界のミフネ」とどこか重なる。

 出雲大社は今年、改修中の本殿が新装される60年に一度の遷宮の年。本殿を見上げた青柳は「もっと成長して、60年後に俳優としてここに戻ってきたい」と力強く宣言した。

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