「1万人の第九」が30回目 平原綾香、槙原敬之も参加

[ 2012年12月2日 18:23 ]

 世界最大規模とされる年末恒例の合唱コンサート「サントリー1万人の第九」が2日、大阪市中央区の大阪城ホールで開かれた。1983年に始まり、今年で30回目。昨年に続き、東北会場(宮城県名取市)と中継で結び、東日本大震災の被災者らと一緒に「歓喜の歌」を高らかに響かせた。

 ピアニストの辻井伸行さんや歌手の平原綾香、槙原敬之らがゲスト参加。小学生から92歳まで、公募で集まった大阪会場の約1万人と東北会場の宮城、岩手、福島3県の約300人が、佐渡裕さんの指揮でベートーベンの交響曲第9番を力強く歌い上げた。

 99年から指揮する佐渡さんは「1万人と第九をすることの魅力、使命感が毎年大きくなってきた。節目の回がうまくいってほっとした」と晴れやかな顔で話した。

 30回連続で合唱指導した清原浩斗大阪府合唱連盟理事長は「(延べ)30万人の合唱仲間に助けられてやってきた。当初よりもレベルは非常に高くなった」と話した。

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2012年12月2日のニュース