サラ・ブライトマン プロ歌手初の「宇宙唱」プラン

[ 2012年10月11日 06:00 ]

宇宙へ行くことを発表したサラ・ブライトマン

 テレビ朝日のサッカー中継テーマ曲「クエスチョン・オブ・オナー」などで知られる英ソプラノ歌手サラ・ブライトマン(52)が10日、モスクワ市内で記者会見し、ロシア宇宙船ソユーズに搭乗し、国際宇宙ステーション(ISS)への旅行計画を発表した。宇宙から歌声を地球に届ける。プロ歌手では初の試みで「世界中の子供、大人に夢を与えたい」と話した。

 計画ではソユーズ乗組員3人のうちの1人となり、ISS到着後は地球を毎日16周し10日間ほど滞在。この間、プロでは史上初の宇宙歌唱に挑む。

 「8歳の頃、月面に初めて人間が立ちました。この頃から宇宙への旅がしたいという極めて強い思いを抱いていた」といい「私は単に夢見る人ではなく、夢を追う人間。届くかもしれない夢を持ち続けることが大事。世界中の子供、大人に夢を与えたい」と話した。国連科学教育文化機関(UNESCO)の平和芸術家を務めており、自身の宇宙飛行は地球環境問題に対する啓発や女性の自然科学分野への進出、教育の促進といった意義があるとの考えも示した。

 世界トップの民間宇宙旅行会社「スペース・アドベンチャー社」と共同で計画。米スペースシャトルが昨年退役した後、ソユーズはISSに行く唯一の手段で、カザフスタンのバイコヌール基地から打ち上げられる。ブライトマンは今夏、モスクワ郊外の宇宙飛行士訓練施設で飛行訓練を受ける上で健康上、問題ないとの承認を得た。

 日程は、ロシア連邦宇宙局とISSとの間で決め、近く発表する。共同電によると、ロシア宇宙庁幹部は出発時期は「2015年10月」となる可能性が高いと述べた。

 これまでにソユーズでISSに行った観光客は女性1人を含む計7人。ロシア通信は、観光費用は3000万~4000万ドル(約23億~31億円)で、船外に出る“オプショナルツアー”は1500万ドルの追加料金がかかるとしている。

 ブライトマンは歌手として来年1月から5大陸を巡る世界ツアーを予定しており、終了後に飛行に備えた6カ月間の訓練をロシアで積む。このプロジェクトをモチーフにしたアルバムも制作。「チェイサー(夢追人)」のタイトルで来年1月16日に日本先行発売する。

 ◆サラ・ブライトマン 1960年8月14日、イングランド生まれ。「オペラ座の怪人」などのミュージカル女優からソロ歌手になり、96年、アンドレア・ボチェッリとのデュエット曲「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」が世界各国でヒット。CD売り上げは3000万枚以上。92年バルセロナ、08年の北京と、2度の五輪の開閉会式で歌唱。91年にはNHK紅白歌合戦に出場した。

続きを表示

「美脚」特集記事

「連続テレビ小説「なつぞら」」特集記事

2012年10月11日のニュース