竹下景子が神戸で詩を朗読「勇気や希望もらえる」

[ 2012年1月17日 21:02 ]

 女優の竹下景子(58)がピアノ演奏に合わせて詩を朗読するコンサートが17日、神戸市灘区の区民ホールであり、約500人が参加した。

 コンサートは阪神大震災の半年後、音楽で被災者に安らぎを与えようと始まった。竹下は1999年から出演している。

 東日本大震災を受け、3月11日には東日本大震災で被災した仙台市で開催する。今後は会場が東北の被災地に移るため、神戸での開催は今回が最後となった。

 竹下は全国から寄せられた約150作品から5作品を朗読。東日本大震災の津波に襲われた幼稚園のバスを捜す母親の心境をつづった作品では、ハンカチでこぼれる涙を抑えた。

 一昨年、病気で亡くなった母について書いた詩が朗読された神戸市西区の無職大窪純子さん(56)は、「竹下さんに励ましてもらった。東北の被災者の皆さんも勇気や希望をきっともらえるはず」と話した。

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2012年1月17日のニュース