「ブランチ」があったから…５年ぶりの谷原章介「やっと戻って来られた」

舞台「豆之坂書店」の開幕前に最終舞台稽古を行った（左から）久ヶ沢徹、片桐仁、高畑充希、谷原章介、小澤亮太村岡希美

　俳優の谷原章介（３９）主演の舞台「豆之坂書店」が２７日、東京・品川区の天王洲銀河劇場で開幕する。初日前の公開ゲネプロに、谷原をはじめ、片桐仁（３８）、村岡希美（４１）、高畑充希（２０）、小澤亮太（２３）、久ヶ沢徹（４９）といった出演者が参加した。

　ゲネプロを終えた谷原は「何とか通せすことができて、ホッとしました。一番しっかりしないといけない僕が何度もミスをして…。でも、周りの方が支えてくれるので、しっかりしなくてもいいやって、力が抜けましたね」と茶目っけたっぷりに笑った。

　谷原にとって舞台出演は５年ぶり。「（司会を務める）ＴＢＳの『王様のブランチ』をやらせてもらうようになってからは土曜日の昼間が舞台のメインの公演ともぶつかってしまうこともあって、なかなかやらせていただく機会がなかった。でも今回は、年末、僕自身も舞台が好きなので、やらせてもらった。やっと戻って来られたなと感慨深い思い」と充実した表情で答えた。

　「こちらがいろいろ仕掛けても柔軟に、それも面白く返してくれて、うかうかできないなって」（久ヶ沢）、「声がぶっちりでいいんですよ。良すぎて眠気を誘うんですよ。アルファー波がでてる」（片桐）、「谷原さんの声が良すぎて、ＣＤに焼いて寝たい」（高畑）など共演者から座長を絶賛する声が次々と出ると、「いえいえ」と謙遜しながらも「本当にいいバランスで、最高の座組み」と作品への自信を見せていた。２９日までで、全５公演。