波乱のヒロイン熱演!満島ひかり「生きてきたことが全部出ちゃう」

[ 2011年12月16日 15:17 ]

NHKのドキュメンタリードラマ「開拓者たち」完成試写会に出席した満島ひかり

 女優の満島ひかり(26)が16日、東京・渋谷のNHKで行われたNHK BSプレミアムの大型ドキュメンタリードラマ「開拓者たち」(来年1月1日後9・00、全4回)完成試写会に出席した。

 旧満州(中国東北地方)で過酷な生活を経験した末に帰国し、戦後の日本で新たな農地の開拓に挑んだ人々“開拓者”を、実際の体験談を元に描いたドキュメンタリードラマ。戦前のドキュメンタリーに若い世代の出演者が挑戦するため、ひとつのシーンごとに話し合いながら熱演したという。「あんまりかしこまらないでやってましたね。みんなすごいこの作品が大好きで、前進していく空気があふれていたので、熱い気持ちがあふれちゃってる分、ふざけた話をして(空気を)ほぐすほうが多かったですね」と、満島は撮影を振り返った。

 監督からはアドリブを求められることも多く、「いつもやってることが通用しない。今まで学んできたことじゃなく、『生きてきたことが全部出ちゃう感じだね』と共演者たちと話していた」という。

 満島は助産師の役で、赤ん坊を取り出すシーンに2度挑戦。多くの命が失われる物語の中で、命が生まれるシーンが神々しく感じたとか。1度目は北海道・帯広のやぶの中での撮影。「撮影が2日目だったのでみんな気合が入りすぎていて、カメラに取り出す(子どもの)お人形が映っちゃって、『いいんだよ映っても!それもドキュメンタリーなんだ!』と監督に言われた」と撮影の裏話を披露。ほかに印象深かった思い出に「泊まった中国のホテルの水が茶色かったことも印象的ですね」と笑いを誘った。

続きを表示

この記事のフォト

2011年12月16日のニュース