激しい永作博美…「ずっと謙さんを見ていた」

[ 2011年12月9日 16:45 ]

テレビ朝日系スペシャルドラマ「愛・命 ~新宿歌舞伎町駆け込み寺~」制作発表に登場した永作博美

 女優の永作博美(41)が9日、都内で行われたテレビ朝日のスペシャルドラマ「愛・命 ~新宿歌舞伎町駆け込み寺~」(17日後9・00~)の制作発表記者会見に、主演の渡辺謙(51)とともに出席した。

 永作は渡辺演じる主人公の平山秀盛を取材対象として取り上げ、その人生に深く関わる女性ジャーナリスト・中原洋子を演じる。「参加してみたら、激しい女性でちょっとびっくりしたんですが、最近は優しく包み込んでくれるような作品が多い中で、一歩も二歩も踏み込んだ激しいと形容してしまうようなドラマに出会えて良かった」と充実の表情を浮かべた。

 心に傷を抱えながらも激しく情熱的なジャーナリストの役だが、「振り切って生きている人なので、そういう中でもジャーナリストとしての退いた目線もあって、振り幅の大きな女性で大変だった。まっすぐ目の前にあるものだけを見つめるだけだった。謙さんだけを見ていた感じ」と微笑んだ。

 今回の作品は渡辺自身が企画した作品ということで、相手役のキャストも自ら選定した。初共演ながらも、永作出演の映画「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」(07年公開)の演技を見て、永作を選んだという。渡辺は永作について「いろんな顔を持っている方じゃないと、このキャラクターに挑んでいけないと思った。彼女の持っている毒牙、業みたいなものをとても感じて、ぜひアクの強い役をやってほしいとオファーをした。ただ爆発させる役ではなくて、試行錯誤している姿は共感が持てましたし、最後の全身でぶつかっていく様は彼女にお願いして良かったと思った」と絶賛した。

 そんな永作も渡辺については「どんどん現場を引っ張っていく力にびっくりしました。本当に全員が考えている現場で、生きているなって、気持ち良かった。自由自在に(作品が)変形していくのが楽しくて、現場で作っているなと感じた。それもすべて謙さんが引っ張っていってくれているからだと思う」とこちらも大絶賛だった。

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