八神純子 10年ぶり日本公演!震災支援も続ける

[ 2011年11月3日 06:00 ]

10年ぶりの日本公演を行った八神純子

 結婚を機に米国に移住した歌手八神純子(53)が2日、東京渋谷のSHIBUYA―AXで10年ぶりの日本公演を行った。

 ジャズのビッグバンドの演奏をバックに「みずいろの雨」(78年)、「パープルタウン」(80年)などヒット曲を連発。「歌えなくなると悲しいから、歌を忘れたカナリアにならないようにしていました」とボイストレーニングや、腹筋など筋トレを続けてきたという。その成果で、70~80年代のころのようなのびのある力強い声で約700人の観客を魅了。「クリスタルボイス」健在を印象づけた。

 86年に当時音楽プロデューサーで現在は弁護士の英国人、ジョン・スタンレー氏(55)と結婚。子供2人の母として子育てを優先し、日米間を往復しながら開催してきた公演も01年以降は行っていなかった。

 今回は「25年ぶりの本格的活動再開」と位置づけ、来年1月25日には15年ぶりのアルバム「VREATH(ブレス)」を発売。2月には全国ツアーも行う。「子供が(長女22歳、長男18歳と)大きくなったので本格的にやります」と笑顔。「夫は“本気でやるの?”と言っていました」と苦笑した。

 東日本大震災の被災者への思いもある。帰国予定日前日の3月11日に震災が発生。その後、「頑張れ!日本 愛する!日本」と復興を願ってバラード「翼」を製作。被災地で支援活動も行ってきた。被災者から「ありがとう」と涙ながらにお礼を言われて胸が熱くなり、「支援を続けたい。頑張って歌っていこうと思いました」と語った。

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