阪本監督「大鹿村…」ラストは原田さんの意見で変更

[ 2011年7月31日 06:00 ]

原田芳雄さんの思い出を語る阪本順治監督

 19日に死去した俳優原田芳雄さん(享年71)の遺作「大鹿村騒動記」(公開中)でメガホンを取った阪本順治監督(52)が30日、大阪市内の映画館でトークショーを行った。

 同映画はある村に伝わる「村歌舞伎」を主題にした作品。阪本監督は原田さんのことを「しっかり脚本を読んだ上で“もっとはみ出せ”という俳優だった」と回顧。その一例として同映画のラストシーンを挙げ、「実は芳雄さんの意見を取り入れて変更しました。結果として、その方が良かった」と、あらためて眼力に脱帽したという。また、「若い俳優に“もっとはみ出せ”という言葉を伝えたい」と、遺志を継ぐことを誓っていた。

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2011年7月31日のニュース