菊地凛子 SF映画でハリウッド初ヒロイン

[ 2011年7月15日 06:00 ]

ハリウッド映画のヒロインに抜てきされた菊地凛子

 女優の菊地凛子(30)がハリウッド映画のヒロインに抜てきされた。奇抜な発想で知られるギレルモ・デル・トロ監督がメガホンを取るSF作品「パシフィック・リム」。菊地の米映画出演は5本目で、初の主演クラス起用となる。

 サッカーだけでなく、芸能界でも大和なでしこが世界を舞台に大きく飛躍する。

 映画は地球を襲撃してきた巨大モンスターと人間の死闘を描く物語。菊地は戦闘用ロボットの日本人パイロット役で、モンスターと壮絶な闘いを繰り広げる。映画関係者は「主人公のパートナーとなるヒロイン的な役どころと聞いています」と話した。

 デル・トロ監督は06年の「パンズ・ラビリンス」などファンタジー映画のヒットメーカーとして知られる奇才。米映画「ディケンズのニコラス・ニックルビー」などで主演した英俳優チャーリー・ハナム(31)、米映画「マイティ・ソー」などに出演したイドリス・エルバ(38)らが共演する。

 菊地は07年に米映画「バベル」(アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督)で日本人女優として49年ぶりに米アカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、一躍、知名度を高めた。それ以降は本人が「チャンスがあればいろいろな国の監督とやりたい」と話す通り、国際派女優として活躍。ハリウッド映画では「バベル」や「シャンハイ」(今年8月公開)などで印象的な役どころや物語のカギとなる役どころを演じてきたが、ヒロインは初めて。さらに飛躍するビッグチャンスとなりそうだ。

 現在、米映画「47RONIN」(来年12月公開)を撮影中。「パシフィック…」は今秋にクランクインし、2013年7月12日の全米公開を予定している。

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2011年7月15日のニュース