被災者に元気を 岩手出身の千昌夫、新沼謙治ら熱唱

[ 2011年6月13日 18:14 ]

ステージで歌う出演者の歌手と、招待された被災者

 東日本大震災の被災者を元気づけようと、茨城県地域女性団体連絡会が13日、同県つくば市で歌手千昌夫らが出演するチャリティーコンサートを開き、岩手や宮城、福島各県で避難生活を強いられている住民約500人を招待した。

 同会は4月14日、トラック3台で岩手、宮城両県に支援物資を運び、現地の女性団体に渡したが、さらに元気づけようとコンサートを企画。バスを手配し、食事代や宿泊費も同会が負担した。

 コンサートには岩手県出身の千と新沼謙治ら4人が出演。歌や軽妙なトークで会場には何度も拍手や笑い声が起きた。

 福島県相馬市で被災し、現在は仮設住宅で暮らす無職菊地静子さん(60)は「ありがたい。力をもらった」と話した。

 2回に分けて行われたコンサートには、被災者以外に計約5千人が入場。収益の一部は震災で親を亡くした子どもへの育英資金にする。

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2011年6月13日のニュース