長門裕之さん危篤のその時…津川雅彦もICUにいた

[ 2011年5月25日 06:00 ]

津川雅彦(中央)は葬儀を終え、長門裕之さんの思い出を語る

 21日に消化管出血のため死去した俳優の長門裕之(ながと・ひろゆき、本名加藤晃夫=かとう・あきお)さん(享年77)の葬儀・告別式が24日、東京都港区の善福寺麻布山会館で営まれた。弟で俳優の津川雅彦(71)は喪主あいさつで、長門さんが集中治療室(ICU)にいた21日、心筋梗塞の疑いで「僕もICUにいた」と告白。「兄貴が僕の悪いところを持って行ってくれた」と涙ながらに明かした。

 「21日は兄弟で、ICUで生死をさまよっていました」

 津川は、白いコチョウランをいっぱいに詰めた長門さんの棺を、南田洋子さん(09年に76歳で死去)の遺品の淡いブルーのガウンで覆うと、声を詰まらせながら明かした。

 所属事務所によると20日、心臓に痛みを感じ、21日昼にかかりつけの病院で検査を受けた。カテーテルを挿入中、兄危篤の連絡が入った。津川は東京都府中市、長門さんは同文京区内の病院。車で1時間ほど離れていた。すぐに駆けつけようとしたが、担当医から「心筋梗塞の5%は死亡する」と検査の続行を指示され、断腸の思いであきらめた。大事には至らず「僕の悪いところを全部持って行ってくれた。兄貴ありがとう。その分頑張るよ」と涙を流した。

 その代わり「兄貴と俺の葬式だ。いい葬式にしてみせるぜ」と誓った。弔問客全員にあいさつするような遺影、笹野高史(62)による下ネタ満載の通夜での弔辞。出棺時には黒柳徹子(77)の「よく頑張りました!」の発声の後、拍手で送り出した。骨つぼを胸に抱き、式場に戻ってきた津川に、報道陣が「津川監督、長門さん主演の葬儀でしたね」と声をかけると「その思いでした」と再び涙を流した。

 「残念ながら兄貴は南田洋子に持って行かれました」。俳優同士、ライバルとして距離を置いていた時期もあったが、晩年はその分を埋め合う日々を送っていたようだ。それだけに「やっぱり生きててほしかった…」と無念さもにじませた。

 ◇主な参列者 朝丘雪路、和泉雅子、渡瀬恒彦、奥田瑛二、高橋英樹、田村亮、西田敏行、岸部一徳、五木ひろし、西城秀樹、金田賢一、筧利夫、高橋克典、竹野内豊、雛形あきこ、川中美幸、薬師寺保栄、安藤和津、川村ゆきえ(以上俳優、歌手)、蛭子能収(漫画家)、加藤和也(ひばりプロダクション社長) =順不同、敬称略=

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