江波杏子「心から感謝。光栄です」

[ 2011年2月9日 06:00 ]

第65回毎日映画コンクール授賞式。高橋惠子(左)と握手を交わす田中絹代賞の江波杏子

2010年毎日映画コンクール

(2月8日 川崎シンフォニーホール)
 【田中絹代賞】田中絹代賞に輝いた江波杏子(68)は、前年受賞者の高橋惠子(56)からブロンズ像を手渡されると感激の表情。「尊く、名誉ある賞をいただき心から感謝しております。光栄です」とスピーチを始めた。

 13期ニューフェースとして大映に入社したのは1959年。「研究生のころ、実習体験で目白の学習院に連れて行かれました。“流転の王妃”という映画の現場でした。大きなカメラが据えられて、その横に女性の監督が座っていました。それが田中絹代さんでした」と秘話も披露。そして「この賞を励みにあしたから歩ませていただきます」と誓いを新たにした。

 田中さんが眠る故郷の山口県下関市からは中尾友昭市長(61)が祝福に駆けつけ、「うに・ふく・くじら」の詰め合わせをプレゼントした。

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2011年2月9日のニュース