なぜ人気?AKB48と嵐「幕の内弁当だから」?

[ 2011年1月1日 10:48 ]

 女性アイドルグループ「AKB48」が10月に発売した新曲「Beginner」が、シングルCDとして3年2カ月ぶりに販売枚数100万枚を達成した。シングルCDの年間販売枚数で上位を分けあう男性5人組の「嵐」とともに、アイドル人気が久しぶりに高まった。

 CD購入で、曲を歌う選抜メンバーを決める「総選挙」や握手会への参加権が得られるなど、ファンがグループの方向性に積極的にかかわれる仕掛けが販売を支えた。
 東京・秋葉原にあるAKBの専用劇場には現在も開演待ちの若者があふれる。AKBが舞台に立ち、身近で「会いに行けるアイドル」の原点だ。
 会場を訪れた都内の男子大学生(18)は「メンバーが成長する姿を応援したくなる」と語る。
 一方、幅広い世代の女性から支持を受ける嵐のライブチケットはいつも即日完売。東京ドームのライブに参加した大阪府吹田市の女性会社員(35)は「年間30万円くらい使う。5人を見ていて、ほっとするから好きなんです」と話す。
 電通総研の四元正弘部長は「幕の内弁当と同じで、メンバーが複数いるからこそ、それぞれ個性が楽しめる」と両グループの人気の秘密を分析している。

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2011年1月1日のニュース