イメージ一変 竹野内豊 水川あさみと夫婦コメディー

[ 2010年12月14日 06:00 ]

映画「大木家のたのしい旅行」で共演する竹野内豊と水川あさみ

 俳優の竹野内豊(39)がコメディーに初挑戦した。映画「大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇」で、新妻とともに地獄観光に出かける天然ボケの主人公を演じる。

 新妻役は女優の水川あさみ(27)。「GSワンダーランド」を手掛けた本田隆一監督がメガホンを取り、このほど撮り終わった。来年5月公開予定。
 岸田國士戯曲賞などを受賞している人気劇作家・前田司郎氏の同名小説が原作。竹野内と水川は初共演で、新婚なのに、ささいなことで痴話げんかを繰り返す倦怠(けんたい)期のような夫婦を演じる。
 ある時、怪しげな占い師に勧められ、新婚旅行代わりに地獄観光に出かけるところから物語はスタート。赤鬼青鬼ら地獄の住人との出会いや奇想天外な体験を通して、2人の互いへの意識が変化していく姿を描く。
 竹野内と言えば、現在放送中のドラマ「流れ星」(フジテレビ)をはじめ、「さまよう刃」(09年)「太平洋の奇跡」(来年2月公開予定)など純愛ストーリーや硬派な作品への出演が続き、クールな二枚目の印象が強い。
 今回はそのイメージを一変して、コミカルな演技に挑戦。ビーフシチューの温泉や、エレベーターのない400階建てのホテルなど次々に登場する“地獄名所”を訪れる度、驚いたり、ひきつったりする“変顔”を披露。タオルを鉢巻き代わりに頭に巻くオヤジルックも見せている。
 その変身ぶりに水川も「今までの竹野内さんの“クールでかっこいい”っていうイメージとは真逆の役をどう演じるのか、とても楽しみでした」と注目していた様子。竹野内は「狙いすぎず、極力ニュートラルな気持ちで臨みました」と自然体で撮影に臨んだとし、「(共演者が)個性の強めな方だったので自分自身も楽しんでできました」と振り返った。水川とのコンビについては「自分がボケで、水川さんがツッコミのような関係の夫婦。見ていて幸せを感じる夫婦になっていれば」と話している。

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2010年12月14日のニュース