復帰の小沢征爾「来年はばっちりやらせてもらう」

[ 2010年11月12日 18:24 ]

 長野県松本市で毎年夏に開かれる音楽祭「サイトウ・キネン・フェスティバル」の総監督を務める指揮者の小沢征爾が12日、同県の阿部守一知事を表敬訪問した。小沢は9月のフェスティバルで食道がんの療養から復帰したばかり。

 1月から公演を休んでいた小沢は当初、フェスティバルでの本格復帰を目指したが、持病の腰痛が悪化し、実際に指揮したのは7分間の1演目だけ。「今年は7分しか指揮できなかった。来年はばっちりやらせてもらう」と話し、来年の完全復活を誓った。

 12月には「サイトウ・キネン・オーケストラ」の米ニューヨーク公演が予定されており、「松本の音楽祭をニューヨークでやって来ます」と本格復帰への意気込みを力強く語った。

 阿部知事は「サイトウ・キネン・フェスティバルは長野県の宝。体に気を付けてますます発展させて下さい」と話した。

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2010年11月12日のニュース