“元祖色男”トニー・カーチスさんが死去

[ 2010年10月1日 06:00 ]

死去したトニー・カーチス氏

 映画「お熱いのがお好き」「スパルタカス」などで知られる米俳優トニー・カーチス氏が9月29日、心不全のため、米ネバダ州ラスベガスの自宅で死去した。AP通信などが30日に報じた。85歳だった。

 06年に肺炎で一時危篤状態に陥ったが回復。好きな絵を描くなどして静かに暮らしていた。今年7月、ネバダ州で開催されたアート・イベントに出席中、呼吸困難で病院に運ばれ、健康状態が心配されていた。
 ニューヨーク市出身。48年に「裏切りの街角」で俳優デビュー。59年に映画「手錠のままの脱獄」でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたほか、故マリリン・モンローと共演した同年の「お熱いのがお好き」が世界中で大ヒット。79年の「がんばれ!ベアーズ 大旋風」では来日し、故若山富三郎さんらと共演した。
 多くの女優と浮名を流したプレーボーイとしても知られ、女優の故ジャネット・リーら結婚・離婚歴は5度。昨年、自伝でモンローとも不倫関係にあったことを告白して話題を呼んだ。リーとの間に生まれた次女のジェイミー・リー・カーチス(51)は女優として活躍している。

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2010年10月1日のニュース