119番しなかった理由は…「体から反応出る」

[ 2010年9月10日 06:00 ]

 押尾被告の元マネジャーが「被告が有名人」との理由で救急車を呼ぶのを拒んでいたことが明らかになった。

 この日、出廷した証人A氏は、押尾被告に119番するよう再三指示したが「返事がなかった」と証言。事件当日の午後7時51分、現場に到着していた元マネジャーから電話で田中さんが死亡したことを告げられ「とりあえず救急車を呼んだ方がいい」と指示したという。しかし、元マネジャーは「(押尾被告の)体から反応が出るものがある。非常に有名な方なので救急車を呼ぶことはできない」と通報できない理由を説明した。
 押尾被告が119番しなかった理由について、具体的な証言が出たのは初めて。元マネジャーは事件当日、押尾被告から現場に呼ばれ、身代わりになることを要求されるなど絶対服従の関係にあったとされる。その後、救急隊員が駆け付けた時には遺体の第一発見者と偽って応対。警視庁麻布署で取り調べを受けるなど押尾被告の指示通りに行動していた。

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2010年9月10日のニュース