27年ぶり快挙!深津絵里に最優秀女優賞

[ 2010年9月7日 10:02 ]

モントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を受賞し、スピーチする深津絵里さん(東宝提供)

 カナダで開催されていた第34回モントリオール世界映画祭で7日(現地時間6日夜)、授賞式が開かれ、李相日監督の映画「悪人」でヒロインを演じた女優の深津絵里(37)が最優秀女優賞を受賞した。

 同映画祭で日本人女優の同賞受賞は、「天城越え」(1983年)の田中裕子以来、2人目。
 映画は吉田修一さんの同名小説が原作。福岡、佐賀、長崎の各県を舞台に、思いがけず殺人を犯した土木作業員とともに逃避行する悲恋のヒロインを深津が演じた。主演は妻夫木聡(29)。11日から全国公開される。
 深津は大分県出身。ドラマや映画で人気の「踊る大走査線」シリーズや映画「ザ・マジックアワー」「博士の愛した数式」などに出演。演技には定評があり、女性を中心にファンが多い。
 同映画祭ではこれまで、主演男優賞を「鉄道員」の高倉健が受賞(1999年)。グランプリを奥田瑛二監督の「長い散歩」(2006年)と滝田洋二郎監督「おくりびと」(08年)が、監督賞を「ヴィヨンの妻」の根岸吉太郎監督(09年)が受賞している。

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2010年9月7日のニュース