がん公表の桑田にエール続々…新曲予約は50倍

[ 2010年7月30日 06:00 ]

 サザンオールスターズの桑田佳祐(54)が初期の食道がんであることを公表してから一夜明けた29日、所属事務所にはファンからの激励メッセージが電話やメールなどで多数寄せられた。

 ほとんどが「頑張って」「待っています」といった内容。メッセージは本人にも届けられるとみられ、担当者は「私たちも勇気づけられています」と話した。
 東京株式市場ではこの日、アミューズの株価の終値は909円と2円高。がんが早期発見で、手術すれば早い時期に復帰でき、声帯にも影響がないことが分かったため、業績への影響が小さいと判断されたようだ。
 一方、関係者によるとオンラインショップ「Amazon」では、8月25日発売の新曲「本当は怖い愛とロマンス」の予約が前日比50倍に急上昇。配信中の桑田、サザンの曲のダウンロード数も倍増している。
 桑田が手術を受けるのは来週の予定。関係者は「内視鏡を使った手術になり、開腹の必要はなさそうだ」と話した。実父と姉をがんで亡くしている桑田は以前から、がん検診を年2回受診。関係者によれば、94年に心筋梗塞(こうそく)のため死去した実母の昌子さん(享年60)もがんを患っていたとされ「がんに対する意識の強さが早期発見につながった」(関係者)とみられている。治療についても、検診で異常が見つかった時から桑田は食道がんについて調べ、名医を探していたという。

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2010年7月30日のニュース