未来のスター?倍率26倍 タカラジェンヌの卵40人合格

[ 2010年3月30日 11:35 ]

 タカラジェンヌを育てる宝塚音楽学校(兵庫県宝塚市)で30日、第98期生の合格発表があり、約26倍の難関を突破した15~18歳の少女40人が夢の舞台に向けて第一歩を踏み出した。

 午前10時、在校生が掲示板の赤いリボンをほどき合格者を発表すると、受験生から「きゃー」「あった!」と大歓声。泣きじゃくる合格者と家族が抱き合って喜んだ。
 2度目の受験で合格した三重県鈴鹿市の倉田美穂さん(16)は「くじけそうになったけれど、わたしには宝塚しかないと思い頑張った」と満面の笑み。滋賀県近江八幡市の林枝里香さん(17)は「歴史に残るようなトップスターになりたい」と大粒の涙をこぼした。
 同校では、受験者の完成度よりも将来性や個性を重視しようと昨年、1次試験で実技を取りやめ面接のみにするなど試験方法を変更。ことしも容姿や華やかさなど、舞台人としての適性をみる面接試験の後、歌や踊りの審査をした。受験者数は1028人で前年より78人減った。
 入学式は4月17日。合格者は2年間、ダンスや歌の練習に励み、宝塚歌劇団への入団を目指す。

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2010年3月30日のニュース