松山千春「東京厚生年金会館」のラスト飾る

[ 2010年3月30日 06:00 ]

松山千春が、49年の幕を閉じる東京厚生年金会館で最後のコンサート

 歌手の松山千春(54)が29日夜、今月いっぱいで閉館する東京都新宿区のウェルシティ東京(東京厚生年金会館)のファイナル公演を行った。

 同館は61年4月に開館し、通算公演数1位はさだまさし(57)で174回、2位は高橋真梨子(61)の117回。さだが前日28日に登場したのに続き、3位の松山が75回目のステージに立った。77年11月の初公演と同じ「君のために作った歌」「おいで僕のそばに」の順でスタート。「最後はやっぱりお坊さんがいいということでオレが指名された」とジョークも飛ばした。
 同館は入札公告が出され、2月にヨドバシカメラに120億円で落札された。若手アーティストの登竜門として愛され、松山は「初めての時、楽屋口が分からなかった。近くにいた人に聞いて中に入ってみたらオレの客で、一番前に座っていた」と振り返った。
 約2時間半で17曲を披露し「悔しい思いもある。歌手全員を代表して感謝と敬意を込めて歌った」と感想。最後は「大空と大地の中で」を歌って締めくくった。

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2010年3月30日のニュース