「コーヴ」監督 ソウルで太地町のイルカ漁中止訴え

[ 2010年3月19日 19:45 ]

 日本のイルカ漁を批判し、米アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞した米映画「ザ・コーヴ」のルイ・シホヨス監督が19日、韓国の自然保護団体メンバーらとソウルの日本大使館前で、和歌山県太地町のイルカ漁中止などを訴えた。

 監督は「イルカの肉には大量の水銀が含まれている」と主張。自然保護団体メンバーは「日本は南極海での(調査)捕鯨をやめろ」と叫んだ。かつて捕鯨基地として栄え、今も鯨料理店が目立つ韓国南東部の蔚山市も批判した。
 同映画をめぐっては、イルカ漁の現場を隠し撮りされた太地町や町漁協が強く反発している。(共同)

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2010年3月19日のニュース