逮捕前から異変あった…ここ数年、遅刻激増

[ 2010年3月10日 06:00 ]

会見に臨む知久悟司フリーウェイ代表取締役社長

 覚せい剤を所持したとして、人気バンド「JAYWALK」のボーカル中村耕一容疑者(59)が逮捕された事件で、所属事務所の知久悟司社長(63)は午後7時前、都内で会見し「前夜(8日)の午後11時半ごろまで一緒にスタジオにいた。こんなことになるなんて夢にも思わなかった。裏切られたという思いとその正反対の気持ちが入り交じっている」と話した。

 前夜に別れてから、わずか10時間後の9日朝にはビデオ撮影でメンバー全員が集まっており「逮捕を知り、みんな放心状態だった」という。思い当たる異変として「この1、2年仕事の遅刻が増えていた。長いと4、5時間くらい。病気かなと思うほどで心配したが、本人は心配しないでくださいと言っていた」と明かした。
 知久社長によると、中村容疑者は15年以上前に妻と死別してから都内で一人暮らし。「酒は飲まず繁華街も嫌いで、クスリを手に入れやすいような所に行く行動はしないタイプ。ただ、性格的に弱い一面はあった」と説明。昨年、芸能人の薬物汚染が問題になった時に「本人に念のため確認したら“あんなの…冗談じゃないですよぉ”と笑って答えていた」という。
 今後については「中村耕一なくしてJAYWALKは存在しない。皆さんに許していただける状態が来るならば何年でも待つ覚悟です」とし、解散はしない意向だ。

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2010年3月10日のニュース