武道館、ハリウッド映画主題歌…夢は大きく

[ 2009年12月25日 06:00 ]

breath of Minority(左から)HAYATO、kohey、shi0ri、Kyohey、Satoshi

 若いだけに課題は多い。ゲームセンターに設置されたドラムマニアがドラムを始めるきっかけになったHAYATOはまだ演奏歴1年あまり。最年少のkyoheyは「自分の中で、モテたいや憧れなど気持ちが分散してしまっているので、ベースの音が好きという割合を増やす」と自分の方向性が定まっていない様子。ギターのSatoshiは「基本的なリズムやメロディをもっと磨きたい」と技術面のレベルアップを掲げた。

 「武道館で一発カマしたい!」。目標は“聖地”を埋め尽くした1万人を「ステージ上から眺めてみたい」という。さらに、国内を飛び越えてハリウッド映画の主題歌に抜てきされることも夢見る。koheyは「アルマゲドンの主題歌を歌ったエアロスミスのような感じ」と壮大なストーリーを口にした。

 まだまだ荒削りな面があるが、彼らの大きな武器は感情を表に出せること。メジャーシーンについて漠然としたイメージしか沸かないため、体験はしてみたいものの「執着はない」とsi0ri。「インディーズの人もメジャーの人も自分の音楽を作って、ポリシーを持ってライブやっている。自分の好きな音楽をやって、共感してもらってうれしいなとか感じている。原点は変わらないと思う」と揺るぎない。彼らにとっての原点である「感情を吐き出す」ことを貫けば、武道館公演も夢では終わらない。

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2009年12月25日のニュース