等身大の自分の言葉を詞に込めて 涙する観客も

[ 2009年12月25日 06:00 ]

breath of Minorityのshi0ri

 作詞担当のshi0riは、21歳の等身大の自分を言葉に置き変える。「今の私が書けるのは、同年代の女性目線の恋愛や経験でしかない」。リアルな本音は、ファンにも確実に伝わっている。「(詞は)自分の体験でしかない。なのに、たまにですけど、ライブでバラードを聞いたお客さんの中に泣いちゃってる子がいたりして。それを見ると、大丈夫かなと思いますけど、伝わるものがあったのかなと思ったりもする」。

 走ることに疲れたら、止まっていんじゃない――。最新楽曲「蕾の時」のサビのパートだ。これは「歌っていくうちに思い入れがどんどん強くなった」とshi0riは言う。「“休みながら行けばいいんだよ”みたいなことを書いたんですよ。音楽をやっていると、いろんなしがらみや捨てなきゃダメなものも出てくる。聞いている人への応援ソングのようなイメージだったんですけど、人を励ますことで自分が励まされるみたいな」。感情を込めて歌う歌に自らも励まされている。

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2009年12月25日のニュース