月30万円“のりピーマンション”家賃で介護学費捻出

[ 2009年10月29日 06:00 ]

 覚せい剤取締法違反(所持、使用)の罪に問われ、公判中の女優酒井法子被告(38)が東京都世田谷区に所有するマンションの一室を他人に貸し出し、家賃収入で生計を立てていく意向であることが28日、関係者の話で分かった。介護福祉士の資格取得へ向けて在宅で通信教育を受けることを決めているが、収入源がないため、“資産”を有効活用して学費と生活費を捻出したいようだ。

 26日に東京地裁で開かれた初公判では検察側から懲役1年6月を求刑され、来月9日に言い渡される判決では執行猶予が付くことが予想される。年内にも通信制の専門学校に入学し、在宅で通信教育を受けながら主婦業を両立させたい意向で、生活を支える収入源も注目されていた。
 酒井被告と近い関係者は「収入がないから当面は預貯金を切り崩して学費と生活費を出していく。ただ、何年も続けるには限界がある」と指摘。このため別宅のマンションを貸し出す考えという。同関係者は「月30万円ぐらいの家賃で貸し出せると思う」と説明。判決後は、小学4年生の長男(10)が通う学校に近い港区南青山のマンションで生活する見通し。肺がんの手術を受けて療養中の酒井被告の継母(62)は体調が回復し次第、パートに出て、収入を補う意思を示しているという。
 酒井被告は98年に夫の高相祐一被告(41)=同法違反の罪で起訴、公判中=と結婚するまで、世田谷区のマンションで継母と暮らしていた。築20年の低層階の億ションで、ウオークスルークロゼット付きの3LDK。酒井被告が先月17日に保釈される数日前には引っ越し業者が家財などを運び入れていたため、保釈後に身を寄せるものと思われていた。
 9月下旬には関係者によって部屋からサーフボードなど大量の荷物が運び出され、リフォームが始まっている。

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2009年10月29日のニュース