吉本前会長の妻 林マサさん死去

[ 2009年10月29日 06:00 ]

 吉本興業の林裕章・前代表取締役会長(故人)の妻、林マサさんが、27日午後7時29分に死去した。65歳。同社が28日、発表した。葬儀は故人の遺志で、近親者のみで営まれる。

 マサさんは以前から体調を崩して入院加療中だった。遺族の意向で死因は明らかにされていないが「乳がんを患っていたようで、大阪市内の病院で闘病生活をしていた」と話す関係者もいる。別の近しい関係者によると「最近は特に具合が悪そうで、かなりやせていた」という。遺体はこの日、兵庫県西宮市内の自宅に移された。
 マサさんは、吉本興業の創業者の故吉本せい氏の弟、故林正之助元会長の娘。07年には週刊誌に手記を発表し、漫才師・中田カウスが同社の経営に対して持つ影響力などを指摘した。これにカウスが別の週刊誌で反論。吉本興業の“お家騒動”が表面化した。

続きを表示

2009年10月29日のニュース