芸人仲間では「リスクでかすぎやろ」【月間ニュース大賞】

[ 2009年9月13日 06:00 ]

押尾学被告

 押尾被告の合成麻薬MDMAも覚せい剤と同じようなもんですよ。ある程度の調べはついたんでしょう。保釈されましたもんね。でも女性が亡くなってる。ここを追及されれば、裁判になっても反論はできないですよ。

 それにしても薬物を軽く見過ぎてるやつが多い。エッチが気持ち良くなるとか、気分がハイになるとか、学生の間にも浸透しているようですし。大したことないと思うんでしょうね。ダイエットの薬とか睡眠薬とかいって勧められ、本人も自覚症状がないままに中毒になる、そんなケースがあるとも聞きました。広がれば恐ろしいですよ。
 芸人仲間でよくしゃべるのは「リスクでかすぎやろ」ってことですね。仕事さしてもらっていて、バレたときに何もかも失うわけじゃないですか。信用も仕事も、お金にしてもそうですし。なのに、ただ単にハイになりたいとか、エッチが気持ち良くなるからみたいな感じで。“お酒でいいやん”と思うんですけどね。合法なんですから。
 昔の芸人さんでは「ヒロポン」が合法のときに中毒になった人もいたそうですが、今は聞かない。噂にでもなったら先輩が「ほんまにやってないか」とプレッシャーかけてきますからね。
 極端な話、CM、連続ドラマ、バラエティーでもそうですけど、スポンサーの人とか、普通に尿検査したらいいと思いますよ。あとあと大変じゃないですか。アスリートやないですけど、みなやったらいい。オファー来たときにね。それが一番はっきりするんちゃいますか。

 ◇ヒロポン 1941年に大日本製薬が市販した硫酸メタンフェミンの商品名。覚せい剤の代名詞のようにいわれた。終戦後、軍部が所蔵していたアンプルが市場に出回り、乱用者が急増し問題化

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2009年9月13日のニュース