坂本龍一音楽担当「女たち」がベネチア映画祭銀獅子賞

[ 2009年9月13日 06:05 ]

 イタリアで開催されていた第66回ベネチア国際映画祭の授賞式が12日夜(日本時間13日未明)行われ、最高賞の金獅子賞をイスラエルのサミュエル・マオス監督の「レバノン」が受賞した。イラン出身のシリン・ネシャト監督の作品で坂本龍一が音楽を担当した「女たち」が銀獅子賞(監督賞)に選ばれた。

 日本から出品した塚本晋也監督の「TETSUO THE BULLET MAN」は受賞を逃した。
 「レバノン」は1982年のレバノン戦争で、侵攻したイスラエル軍の若い兵士たちを描いた。「女たち」のネシャトさんは女性ビデオアーティスト。同じニューヨークに住み以前から知り合いだった縁で、坂本に音楽を依頼したという。
 ほかの主な賞は次の通り(敬称略)。
 ▽審査員特別賞=「ソウルキッチン」(ファティ・アキン監督)
 ▽男優賞=コリン・ファース(「ア・シングルマン」)
 ▽女優賞=クセニア・ラポポート(「対の時間」)(共同)

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2009年9月13日のニュース