週明けにも吉本株TOB、資金500億円調達にめど

[ 2009年9月10日 10:10 ]

 吉本興業が計画する株式の非上場化をめぐり、民放各社や通信会社など20社が出資するファンドが、早ければ週明けにも吉本の株式公開買い付け(TOB)を実施する方針を固めたことが10日、分かった。11日に発表、吉本の経営陣も賛同を表明する。

 ファンドが目指していた約300億円の金融機関による資金調達にめどがついた。ファンドへの出資金200億円と合わせ、買い付け総額は約500億円になる見通し。
 ファンドには在京の民放各社や電通、ソフトバンク、パチンコメーカーなど20社が出資する。大阪の民放数社が出資する可能性もある。ファンドの代表にはソニー前会長の出井伸之氏が就く。
 TOBには、買収相手の資産を担保に、銀行などから資金調達するレバレッジド・バイアウト(LBO)も活用。三井住友や住友信託、みずほコーポレートの各銀行が約300億円を融資する。

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