逮捕された酒井容疑者 足取り「言いたくない」

[ 2009年8月9日 06:00 ]

移送のため東京湾岸署に入る酒井法子容疑者を乗せた車

 覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで警視庁が行方を追っていたタレントの酒井法子(本名・高相法子)容疑者(38)が8日夜、都内の警視庁施設に出頭、同容疑で逮捕された。容疑を認める一方、行方をくらましていた約140時間の足取りについては「言いたくない」と話している。一方、自宅マンション(東京都港区)で押収された覚せい剤の吸引に使うストローから検出されたDNA型が酒井容疑者のものと一致、警視庁は使用容疑でも調べる。

 酒井容疑者が、文京区にある警視庁富坂庁舎に出頭したのはこの日午後7時55分ごろ。富坂庁舎には薬物事件を担当する部門などが入っており、出頭の際、弁護士が付き添っていた。
 その後、シルバーのワンボックスカーで身柄を渋谷署に移送され、同9時38分、無数のフラッシュが瞬く中、同署に到着。黒っぽい服にネックレスを着けた酒井容疑者は車内の3列目の真ん中に座り、うつむいたままで表情はうかがえなかった。9日午前0時すぎに車で同署を出て、留置先の東京湾岸署に向かった。
 逮捕容疑は自宅マンションで3日午前、アルミはく片に包まれた覚せい剤0・008グラムを所持していた疑い。逮捕状を示された際「うん」と答え、逮捕に応じた。調べに対し「覚せい剤が私の部屋にあったことについて覚えがありませんが、あったとすれば間違いありません」と供述している。
 夫の自称プロサーファー高相祐一容疑者(41)が覚せい剤所持の現行犯で逮捕された3日未明から行方不明となっており、警視庁は酒井容疑者の弁護士を通じ出頭要請。警視庁によると、8日午後4時ごろ、弁護士から「酒井容疑者が警視庁に出頭したいと話している」と連絡があった。

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2009年8月9日のニュース