誰に?何の目的で?酒井容疑者 不明中に都内から速達郵便

[ 2009年8月9日 17:48 ]

 女優酒井法子容疑者(38)が覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕された事件で、酒井容疑者が行方不明中、東京都内から知人に速達の郵便物を出していたことが9日、警視庁への取材で分かった。組織犯罪対策5課は、逮捕までの6日間の行動を確認する手掛かりになるとみて、捜査している。

 また酒井容疑者の逮捕直後の供述が、自宅で押収された覚せい剤が自分のものかどうか容疑についての認否があいまいだったため、事実関係を詳細に聴取するなど本格的な調べを始めた。
 組対5課によると、郵便物が届いたのは酒井容疑者が長男(10)を預けていた都内の知人宅。この知人に対して酒井容疑者は5日に公衆電話から「子供の声が聞きたい」と電話していた。
 4日夕には携帯電話の電波が山梨県でキャッチされていたが、酒井容疑者は6日間の行動について「言いたくありません」と供述。
 同課は酒井容疑者が6日間、郵便物を投函した都内にいた可能性があるとみているが、第三者と車などで移動していた疑いもあり、関係者からも事情を聴くなど行動の解明を進めている。
 また逮捕容疑となったアルミ箔に包まれた覚せい剤は0・008グラムで、常用者が1回で使う平均量の約0・03グラムに満たない量だったことが判明。同課は使用した残りだった可能性もあるとみて、採尿して鑑定を進めるなど覚せい剤の使用についても調べている。

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2009年8月9日のニュース