筆談美人ホステス故郷の歓迎に「夢のようでした」

[ 2009年8月4日 10:47 ]

ねぶた祭りの跳人姿でハネるポーズをとる斉藤里恵さん

 聴覚障害を持ちながら、銀座のクラブで人気ホステスとして活躍する斉藤里恵さん(25)がこのほど、故郷の青森県青森市で「筆談ホステス」(光文社)ベストセラー記念のサイン会を行った。2日と3日に行われたイベントにはいずれも約500人が列を作り、斉藤さんの帰省を祝福した。

 ねぶた祭りが開幕した2日は、正装よりちょっぴり裾を短めにしたキュートな跳人姿で登場。「青森一の不良娘」とまで呼ばれた斉藤さんは、故郷でイベントできたことについて「私にとって忘れられない1日になりました。本当に夢のようでした」と感慨深げだった。

 「筆談ホステス」は、発売から2カ月あまりで発行部数6万部を突破。聴覚を失った幼少期から、筆談を駆使して銀座の人気ホステスに登り詰めるまでが赤裸々につづられている。青森市内の書店でもかなりの人気書籍となっていて、7月26日から8月1日のウィークリーチャートで村上春樹氏の「1Q84」を抑えて堂々の1位に輝いた。夜の街で懸命に生きる姿と、その美ぼうが話題となり、テレビ、雑誌などメディアにも大きく取り上げられた。

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2009年8月4日のニュース