マイケル急死 睡眠薬代わりに麻酔薬を定期的投与?

[ 2009年7月28日 10:22 ]

 AP通信は27日、米歌手マイケル・ジャクソンさんの急死について調べている捜査関係者の話として、ジャクソンさんが日常的に麻酔薬「プロポフォール」を睡眠薬の代わりに使用し、専属医が死去の前夜にも投与していたと報じた。捜査当局はプロポフォールの投与が急死につながったとみているという。

 捜査関係者によると、ジャクソンさんは約2年前からプロポフォールを使用していたとみられ、就寝時に点滴で投与され、起きたい時に止めるようにしていたという。捜査当局は専属医のコンラッド・マーレー医師を含め、何人の医師が投与していたかを調べている。
 マーレー医師は弁護士を通じ、麻酔薬を含め死を招くような薬の処方や投与を否定している。
 心臓内科が専門の同医師は6月25日にジャクソンさんが死去した際、近くにおり、ベッドで蘇生措置を試みたことが分かっている。捜査当局は22日、同医師の診療所などを過失致死容疑で捜索した。
 「ディプリバン」の名前でも知られるプロポフォールは心拍数や血圧の低下、呼吸の抑制作用があり、手術での全身麻酔などに使われる。
 ジャクソンさんの体調管理に携わっていた女性看護師は、不眠を訴えるジャクソンさんからプロポフォールをたびたび要求されたと証言している。(共同)

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2009年7月28日のニュース