鈴木おさむ氏 ベタな映画吹き替えは勘弁!

[ 2009年7月14日 06:00 ]

映画「ナイトミュージアム2」の“日本語吹き替え版製作総指揮”を務める放送作家の鈴木おさむ氏

 フジテレビ「SMAP×SMAP」など高視聴率番組を手掛ける人気放送作家の鈴木おさむ氏(37)が、米冒険ファンタジー映画「ナイトミュージアム2」の“日本語吹き替え版製作総指揮”を務める。通常、吹き替えは専門業者が作成する日本語台本に添って行われており、著名人が全権委任されるのは初めて。

 鈴木氏は07年に1作目を劇場で見て以来、同シリーズの大ファン。「洋画の吹き替えや字幕で、日本語になったギャグが“えっ?”と思うときがある。だから、日本語に直した時の違和感を取り去って、クスッと笑いやすいものにしたい」と抱負。直訳の台本を手に、米ワシントンDCのスミソニアン博物館の収蔵物が動きだす今作の映像を繰り返し見て“鈴木式台本”を完成させた。
 主役の博物館警備員を演じるベン・スティラー(43)は全米で1、2を争う人気コメディアン。直訳のせりふ「どこか気がめいる」を「テンション下がる」、「選曲がまずいだろ」を「選曲がベタすぎないか」とユニークな言い回しにした。第1作の客層は家族連れが中心。配給の20世紀フォックスは「鈴木さんの起用で若者の観客も呼び込みたい」と期待している。8月13日公開。

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2009年7月14日のニュース