渡辺謙 映画「沈まぬ太陽」は「ど真ん中の直球」

[ 2009年7月8日 18:29 ]

 作家山崎豊子さんのベストセラー小説を映画化した「沈まぬ太陽」(10月24日全国公開)の製作報告会見が東京都内で開かれ、主演の渡辺謙らが出席した。

 国民航空の恩地(渡辺)は、労組委員長として働いた結果、長期の海外赴任を強いられる。会社側の組合分断工作で、恩地を支えた行天(三浦友和)はたもとを分かち、エリートコースに。そんな中、ジャンボ機墜落事故が起きる――。

 逆境の中で誇りを持って生きる恩地を演じた渡辺は「この映画は直球。コーナーを狙わず、結果は問わず、渾身の一球をど真ん中に投げた」。

 原作は文庫版を含め550万部を売り上げたが、映像化は初。渡辺は「昨年後半から経済、社会情勢が急変した。会社って、働くって何だろう、と当たり前のようにささやかれる時代になった。(映画化は)このタイミングを待っていたと感じている」と熱く語った。

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2009年7月8日のニュース