長女は言った「生まれた時からずっと最高のパパだった」

[ 2009年7月8日 10:12 ]

マイケルさんの長女パリスさんを抱き締めて支えたジャネット・ジャクソン

 「生まれた時からずっと最高のパパだった。とても愛してる」。米ロサンゼルスで7日行われた人気歌手マイケル・ジャクソンさんの追悼式で、長女パリスさん(11)は涙ながらに語った。ファンが知るスーパースターとは違う「父親マイケル」に向けた言葉は会場の涙を誘った。

 式典の終盤で遺族の“ジャクソン・ファミリー”が舞台に上がり、並んで追悼。最後にスピーチしたパリスさんが涙をこらえきれなくなると、マイケルさんの妹で人気歌手のジャネットがしっかりと抱き締めて支えた。
 友人のアーティストやファンも惜別の思いを胸に参列。歌手マライア・キャリーは「ジャクソン・ファイブ」時代の名曲「アイル・ビー・ゼア」を声を詰まらせながらも熱唱。歌い終えるとマイケルさんに語りかけるように「さみしい」とつぶやいた。
 ヒット曲「スリラー」や「バッド」などの歌やダンス、滑るように歩く「ムーンウオーク」の映像が会場のスクリーンで流れると、会場はマイケルさんのコンサートのように盛り上がった。
 追悼式に参列した男性のラファエル・コレドールさん(29)は「ファンの皆が同じ感情を共有できた。多くの人がマイケルの人生と才能を振り返ることができただろう」と語った。
 女性のシンシア・スコットさん(57)は「マイケルの音楽と人生を共にしてきた。彼を失い、今でも打ちひしがれている」と泣きじゃくっていた。(共同)

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2009年7月8日のニュース