前田愛 勘太郎と“かかあ天下”婚!

[ 2009年4月27日 06:00 ]

「両家みんなで決めた」ポーズで勢いよく婚約指輪を披露する前田愛に中村勘太郎も大笑い

 歌舞伎俳優の中村勘太郎(27)と女優の前田愛(25)が26日、東京都港区のホテルオークラで結納を行い、婚約会見を開いた。交際7年で「(その間)ずっと結婚したいと思っていた」という勘太郎に対し、「結婚願望はなかった」と前田。「もっときれい好きになって、部屋の掃除をして」と注文を出すなど、早くも“かかあ天下”を予感させる会見となった。挙式は10月28日に同ホテルで開かれる。

 着物姿の前田の足元を気づかうように、後ろを振り返りながら会場入りした勘太郎。前田が身に着けていたのは、母・好江さんが父・中村勘三郎(53)との結納で着ていたもの。勘太郎が「何か不思議な気持ち」と婚約者にほほ笑みかければ、前田も「一緒にいられるんだなとほっとしました」と見つめ返した。

 同ホテルは1980年11月27日、両親が披露宴を挙げた場所。その中村屋ゆかりの場所で、2人は人生の新たな一歩を踏み出した。

 前田は勘太郎に「もう少しきれい好きになってほしい。部屋の掃除もきちんとして」といきなり注文。梨園の妻は、お得意先へのあいさつやチケットの手配など俳優以上に多忙で、しっかりものでないと務まらない。物静かな前田はあえて“かかあ天下”の一端を見せつけ決意表明した格好だ。これには、ついたての向こう側で会見を見守っていた勘三郎も「あははは!」と大笑い。勘太郎は「彼女(前田)も母も弟もいのしし年。僕はとり年で…猪突猛進の人たちにやられっぱなしですよ」と苦笑した。

 2人は、01年のNHKドラマ「光の帝国」で共演し交際に発展。前田は第一印象についても「タンクトップを着てらした。私、タンクトップ苦手なので、ちょっと変な人だと思った」とズバリ。交際期間中「ずっと結婚したいと思っていた」勘太郎に対して「私は結婚願望もなく、意識したのはこの1、2年」とさらり。勘太郎は「一方通行だったのか…」とここでも苦笑いを浮かべた。

 前田は「2人でデザインした」1カラットのダイヤモンドの婚約指輪を見せる際、握り拳をグイと前に突きだした。「両家みんなで決めた」ポーズ。かかあ天下を予感させる“先制パンチ”に、勘太郎はタジタジだった。

 ≪結納には前田の母親の遺影も“同席”≫結納には、勘太郎側からは両親と弟・七之助(25)、祖父母の中村芝翫(81)夫妻、伯母で女優の波乃久里子(63)、前田側からは父親、妹で女優の前田亜季(23)らが顔をそろえた。前田の父親は、昨年1月に死去した母親の遺影を手にしていた。披露宴で媒酌人を務める松竹の迫本淳一代表取締役社長も出席。会見後にはホテル内で両家の食事会が開かれた。

続きを表示

2009年4月27日のニュース