竹中直人がボーカル 民生作曲でおやじバンド

[ 2009年4月16日 06:00 ]

映画「僕らのワンダフルデイズ」でおやじバンド「シーラカンズ」を結成した(左から)稲垣潤一、段田安則、竹中直人、宅麻伸、斉藤暁

 竹中直人(53)が、今秋公開の主演映画「僕らのワンダフルデイズ」(監督星田良子)でおやじバンドを結成した。

 バンド名は「シーラカンズ」。竹中がボーカル、ギターが宅麻伸(52)、キーボードが斉藤暁(55)、ドラムスが稲垣潤一(55)、ベースが段田安則(52)の5人組。平均年齢53・4歳。演奏曲「僕らの旅」は、竹中と親交のある奥田民生(43)が書き下ろした。映画公開に合わせてCD発売も計画している。
 原案は竹中が数年前から温めてきた。人生を家族にささげてきたサラリーマン(竹中)が、がんになったと勘違いし、昔の仲間とバンドを再結成。「全国ナイスミドル音楽祭」を目指す。
 宅麻と段田は弦楽器に初挑戦。コード進行も分からないまま、昨年夏から血豆をつくり練習した。宅麻は「奥さん(賀来千香子)の方がメロディーを知っています」と苦笑い。三宅澄プロデューサーは「一から始めるところをリアルに描こうと、基本的には(音楽の)経験がない人を選びました」と説明する。
 演奏シーンの撮影でエキストラ500人が見守る中、練習の成果を発揮した段田は「(映画が)うまくいったら、俳優を辞めて音楽の方に行きたい」とニヤリ。竹中は「一生懸命素直に生きる姿を見てほしい。おじさんだって若者なんだ」とアピールした。

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2009年4月16日のニュース