「伊東四朗×三宅裕司」豪華に座長合同公演

[ 2009年4月7日 06:00 ]

 俳優の伊東四朗(71)率いる「伊東四朗一座」と三宅裕司(57)が座長の「熱海五郎一座」が初の合同公演を5月に東京・青山劇場で開催する。コント部分は伊東、芝居の演出は三宅が担当する夢舞台。小林幸子(55)ら豪華共演陣も注目だ。

 04年から下北沢の本多劇場(386席)などで2年交代で公演を続けてきた2つの一座。合同公演はファンの熱い要望で実現する。伊東は「青山劇場は1200席。キャパも大きいし、お客さんに楽しんでもらわなきゃ」と腕をまくっている。
 出し物は「喜劇 日本映画頂上決戦~銀幕の掟をぶっとばせ!~」のタイトルで、監督や俳優の引き抜きを禁じた五社協定が結ばれていた昭和30年代を舞台に展開。伊東は「この世界に入ったのが映画全盛の昭和33年。アボット・コステロ、ボブ・ホープ、エノケン(榎本健一)さんにシミキン(清水金太郎)さん…喜劇が好きだったんですねえ。あの頃見た作品は財産」と振り返りながら、芝居に思いをはせた。
 歌う映画スターに扮する小林は「私もこの舞台のファン。お客さまがドッカンドッカン笑っている声を聞き、顔を見ると刺激になります。多くのものを学んでいきたい」と意気込む。ほかに中村メイコ(74)や春風亭昇太(49)らにぎやかな顔ぶれ。三宅は「皆の芸歴を足すと368年。それぞれにファンがついた方ばかり。お客さんも合同で来て!」と呼びかけた。5月16~30日。

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2009年4月7日のニュース