みの「おもいっきり」終了で「青春終わった」

[ 2009年3月28日 06:00 ]

27日で終了した「おもいッきりイイ!!テレビ」で20年間の昼の番組生出演を卒業したみのもんた

 みのもんた(64)が司会を務める日本テレビ「おもいッきりイイ!!テレビ」が27日の放送で終了した。昼の生番組から卒業するみのは、目に涙を浮かべ「この20年は私の青春そのものでした」とあいさつ。空いた昼の時間はスポーツジムなどで10キロの減量に費やす方針で「キムタク(木村拓哉)のような体を目指す」と肉体改造を宣言した。

 放送終了間際の午後1時50分ごろ、「楽しいことばかりが浮かんできます。幸せです。青春が終わって今度は壮年期に入ろうと思っています」と涙ぐんだ。放送後は涙があふれたがそれも一瞬。出演者、スタッフからの「みのさん」コールに応え、大好きな酒を一気飲みするマネの“エア一気”で盛り上げ「すがすがしい気持ち」と語った。
 前身「午後は○○おもいッきりテレビ」は87年10月5日にスタート。司会だった歌手の山本コウタローが参院選に出馬したため、リポーターだったみのが89年4月から司会に。当時の裏番組はTBSが山城新伍(70)の「新伍のお待ちどおさま」、フジが「笑っていいとも!」、テレビ朝日が萩本欽一(67)の「欽どこTV」と強力ぞろい。「“日本テレビ、つらいね”という声が聞こえてきた」状況だったが、スタッフらとワインを飲みながら議論し番組を軌道に乗せた。その後は中年女性への「お嬢さん」との呼び掛けや健康情報が人気を呼び、昼のカリスマとなった。
 07年10月に現在の番組名でリニューアルし、昨年6月には「1週間で最も多く生番組に出演する司会者」としてギネス世界記録(22時間15秒)の認定証を受け取った。
 30日昼には日テレの特番の収録があるが、その後の昼は「ジムで肉体改造。71キロから61キロに減量する」とし、「(体は)同じジムに通うキムタクが目標」とブチ上げた。TBS「どうぶつ奇想天外!」も終了し、4月からレギュラーは4本。「9月まで今のペースで行きたい」とした。
 一方で、元NHKアナウンサーの故宮田輝さんが担当し、各地の郷土芸能などを紹介した「ふるさとの歌まつり」を例に「あのような番組をやりたい。(どこかの局に)売り込もうかな」。宮田さんは政界へ転身したが「政治家は収入が低い。やっぱり芸能人ですよ」と小声で否定。「終わりよければすべてよし」と笑顔でスタジオを去った。

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2009年3月28日のニュース